数学をする人々(1)
去年の暮れ、朝日新聞の夕刊に連載されていた「ニッポン人脈記」のシリーズが「数学をする人々」だった。最初の一回分はweb上にもある。
asahi.com:素数の歌はとんからり�-�ニッポン人脈記
ただし、2回目以降はweb上にはないのが残念だ。
素数など整数の性質を研究する整数論。95年に解決されたフェルマー予想、最難問といわれるリーマン予想はいずれもこの分野の問題であり、ドイツの大数学者カール・フリードリッヒ・ガウスは、整数論を「数学の女王」と呼んだ。問題を解くのに、あらゆる数学の知識を「しもべ」のごとく扱わねばならないからだ。そんな整数論は、日本のお家芸である。日本の数学を世界レベルに引き上げた高木貞治(たかぎ・ていじ)が、1920年、素数と素数の関係をあきらかにする「類体論」を創始したのがきっかけだった。戦後も岩沢健吉(いわさわ・けんきち)、志村五郎(しむら・ごろう)(76)らきら星のように世界的数学者が輩出している。加藤もその系列に属する。
整数論は専攻じゃないけれど、大学に入って教科書以外で最初に読んだのが、高木貞治の「解析概論」とか「初頭整数論講義」(ぜんぜん初等じゃなくて難しかったけど)だったのを思い出してしまった。
数学の女王様にはかわいがってもらえなかったのが今考えても残念だ・・・?
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